Top2009年07月31日 »

最新記事【2008年03月19日】

糖尿病や高血圧などはもちろん食事に気を使わなくてはならないのですけど、カロリーや塩分を控えた食事はちょっと物足りないと感じてしまいます。
しかしそれは案外、味覚が狂っているということなのかもしれません。これまで濃すぎる味付けに慣れてしまっていたということです。薄味に慣れれば、素材の味を楽しめるようになると食事も楽しく健康にもなるのではないでしょうか。
ここでは、美味しい薄味の料理を楽しむにはどうすればよいのかを考えてみます。

料理に醤油をかけるのが習慣になっている人は、醤油を手に取ったときにいったん止まって考えるといいでしょう。その醤油が本当に必要か、必要であってもいつもかけている量は多すぎないか、かける前に一口食べてから考えてみましょう。
漬物などに習慣的に醤油をかける人がいますが、かけずに食べても美味しいものですよ。え、おいしくない?それは漬物自体に問題があるかもしれません。
慣れると醤油なし、もしくは少量の醤油で食べられるはずです。
このように、他の調味料でも適当にかけるのはやめて、無意識に手に取ってしまったら一旦停止して考える、という習慣にするといいでしょう。適量を考えて食べるようにしてみましょう。
また、料理の上に調味料をかけるのではなく、小皿に調味料を入れて、それに料理を少しつけて食べると調味料の量が減らせます。

味噌汁は具だくさんにすると、野菜がたくさん取れて、飲む汁が少なくなるので塩分も控えることになります。
ハーブなど香辛料を用いるのもいいですよね。調味料を少なく風味よく調理するのもよいですね。香辛料によって味が濃く感じるものですよ。
レモンなど柑橘類を利用するのもよいでしょう。
においが気にならなければ、ニンニクを使うのもお勧めです。

揚げ物や脂肪の多い肉を控え、蒸す、煮るなどの料理方法の利用や、脂質の少ない赤味の肉を使うなど工夫しましょう。魚の脂は脂肪を燃やすのに役立ってくれるようです。

普段から薄味の料理を作ることは、お子さんのいる家庭ですと、幼い頃から薄味に慣れさせ、健康も守ることにつながります。
素材の味を楽しみ、糖尿病を進行しないよう気をつけて生活もぜひ楽しんでくださいね。

11月14日が何の日かご存知でしょうか。もちろん勤労感謝の日ではありません。バレンタインデーの3ヶ月前・・・。じつは、「世界糖尿病デー」なんです。
誰がそんなことを決めたのかというと、2006年、国連総会で決めちゃったのですね。国連総会において、「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を可決し、同時に11月14日を世界糖尿病デーと決めました。
何故11月14日なのか?
11月14日はインスリンをの発見者、フレデリック・バンティングの誕生日なんです。
インスリンというと糖尿病と関係の深いホルモンですからね。
11月14日には世界各地での糖尿病の予防・治療・療養の啓発運動が推進され、国連や主要国で様々なイベントが行われます。
2007年11月14日、東京タワーや通天閣などがブルーにライトアップされて美しい姿を見せます。何故ブルーかといいますと、ブルーは世界糖尿病デーのシンボルカラーだからなんですね。また、ライトアップだけでなく、糖尿病に対する予防や治療などの啓発コメントが雑誌、新聞、ニュースなどで報道されました。
糖尿病は、世界の成人人口の約5~6%の病気となっています。5%というと非常に大きい数字ですよね。成人の20人に一人が糖尿病ということになりますから。
日本では、糖尿病が原因で亡くなる人が年間約1万人に対して、治療を受けている人は糖尿病が疑われる人、糖尿病予備軍の約15%の約212万人でしかありません。

糖尿病は恐ろしい病気で、世界のどこかでなんと、10秒に1人が糖尿病の合併症で亡くなっているということです。
近年、糖尿病の進行は発展途上国で多くみられるようです。
これは意外に感じるかもしれませんが、発展途上国でも食生活が変化してきて食事で脂肪や糖分を取りすぎるようになった生でしょう。その一方で治療設備が整っていないために糖尿病が進行してしまうということです。
糖尿病は豊かな国の病気だと思われていますが、実際は経済的に恵まれない層に多いようなのですね。意外です。病気になってしまっても治療費が払えず、高額なインスリンなど治療を満足に受けられず合併症に苦しみ、最後には命を落としてしまうこともあるわけです。

世界の人が糖尿病について知ることが大切であり、糖尿病を予防し、治療や合併症を防ぐよう、全世界で行動が求められています。
栄養バランスのとれた食事をとり、きちんとした治療をする。糖尿病を予防するためにはこういう当たり前にも思える知識を普及させることが大事なのでしょう。世界の健康を維持するのに必要な時代だと言えるでしょう。

最近は「中食」という言葉が使われるようになったようですが・・・何て読むんでしょう。「ちゅうしょく」?いや「なかしょく」と読むようです。
中食とは、惣菜や弁当、冷凍食品など加工食品を購入し、自宅で食べることです。
外食ではないが、かといって自宅で料理するわけでもないので中食というそうですね。
ライフスタイルの変化に伴い、共働きなど忙しい家庭で選ばれています。もちろん手作り料理であればよいのでしょうけど、時間的になかなか難しいということでしょう。惣菜や弁当は作る手間がいらずとても役立つ商品です。
しかし、糖尿病者にとっては、市販の惣菜や弁当は揚げ物が多いなどカロリーが高い、また、味付けも濃い場合が多いですから何も考えずに食べまくるわけには行きません。

2006年に国民生活センターで実施された中食のフライの検査結果によると、多いものでは中食のフライで1日の脂質目安量を摂取してしまいます。一回の食事で一日の脂質を摂取してしまうというわけですね。おいしいのでついつい食べてしまうものですけど・・・。
塩分についてもやはり思わしくない検査結果が出ています。中食のフライは手作りのものより塩分量が多くなっているようです。
衣の厚い加工食品は手作り料理に比べると、衣が油を吸いやすくなっているようです。当然カロリーも高くなってしまいますね。
また、その場で作り、並べて好きな量をとる包装のない惣菜には、発砲トレーなどにラッピングされているものと違って原材料やカロリーの明記は必要ないそうなんですよ。これはちょっと困りますよねぇ。

容器包装されている加工品には、原材料の他、カロリー表示も明記されています。
全体のカロリーや、グラム数に対するカロリー、1個単位のカロリーなど表示は様々で、わけがわからなくなることもあります。でも必要なカロリーくらいは計算して食べるようにしないといけないでしょうね。
見かけは少なくても高カロリーのものがあるので注意してください。
特に、チョコレートなどお菓子は少量でも高カロリーです。チョコレートは、チョコレートダイエットと言うのもあるくらいですから痩せるのに役立つそうなのですけど、やはり砂糖たっぷりのものは避けるべきでしょうね。ビタータイプがいいでしょう。

糖尿病では、食事の栄養バランスを考えるだけでなく、血糖値を上げないよう気をつける必要があります。よってカロリー計算はかかせません。
そのためには、食材だけでなく、このように加工食品に対してもカロリーに対して気をつけねばなりません。
糖尿病であっても調理の手を抜きたいときはあります。
そういった時には便利な加工食品ですが、食材や調味料には気をつけてみる必要があります。食事に利用する際には注意を怠らないよう、充分気をつけましょう。


糖尿病になった場合に病院でいわれることといえば、「たばこやアルコールをやめること」ですね。人によってはかなりつらいことかもしれません。
覚悟を決めてやめなければならないほど、たばこやアルコールは糖尿病に悪い影響を及ぼしてしまうのでしょうか。

まず、たばこの糖尿病への影響についてみて見ましょう。
もちろん、たばこは糖尿病に限らず肺がんなど様々な病気の発症率を上げる原因になっています。お酒と違って百害あって一利なしといえるでしょう。病気になる上、タバコ税もどっさり持っていかれるのでやめるに越したことはありません。
さて、煙草と糖尿病との関係をいいますと、糖尿病の高血糖が続くと血管障害が起こりますが、喫煙はその血管障害を加速する作用があります。
高血糖によって血液ドロドロ状態になってしまいがちなのですが、煙草はそれをさらに悪化させてしまいます。
また、たばこが害を与えるのは吸っている本人だけではありませんね。家族など周りの人にも影響があることはよく知られています。
そのため、あなたや家族の体を守るためにも禁煙をするべきです。
禁煙によって口寂しくなって太る人もいますが、もともとは煙草なんか吸っていなかったはずです。食事療法や運動療法によって血糖値や体重を管理できるようにしましょう。

アルコールの糖尿病への影響のひとつが、低血糖。
糖尿病なのに低血糖とはちょっと驚くかもしれません。
これには糖尿病の時に飲む薬などが関係しています。糖尿病の薬を飲んでいたりインスリン注射を使用している場合、お酒を飲むとアルコールがこれらに影響を与えます。薬やインスリンの血糖を下げる作用が長引いてしまってその結果低血糖になってしまうということです。
また、アルコールを飲むときのおつまみは塩分が多いので、食べ過ぎると高血圧を起こしやすくなります。
もちろんおつまみの食べすぎ自体、カロリーの取りすぎにつながります。これは糖尿病にはよくありません。
しかし、完全にアルコールが禁止されるというわけでもないようです。血糖や食事など生活管理がきちんと成されている場合は適度に飲んでもいいと指導される場合もあるようですね。しかしこれは患者自ら判断して飲んだりしてはいけません。あくまで医師の指導の下、適量を飲むようにしましょう。

長年の喫煙や飲酒の習慣を変えるのは容易ではないと思います。
しかし、自分や家族の体や生活を守ることは、とても大切なのです。命には代えられないはずです。
糖尿病である、ないに関わらず、しっかりと栄養バランスのとれた食事を取ることは、毎日を健康に過ごすうえでとても大切なことなのです。

糖尿病が悪化したり、合併症などを併発すると介護が必要になってしまうかもしれませんね。考えたくないことですが・・・。
自分だけの力で動けなかったり、動けても自由が利かないなどの場合に頼みにできる選択肢のひとつが介護保険ということになります。
介護保険は国民年金や医療保険などと違って20歳からではなく、40歳から介護保険料を支払います。
65歳以上は第一号被保険者、40歳~64歳は第二号被保険者と呼ばれるのですが、一般に介護保険のサービスを受けられるのは65歳以上の第一号被保険者です。
しかし、第二号被保険者であっても、特定15疾病の場合はサービスを受けられます。

特定15疾病というくらいですから15種類の病気が指定されているのですけど、糖尿病の場合は、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性精神障害が特定疾病にあたります。
この他、脳血管疾患(脳梗塞など)も特定疾病です。

介護保険が適用されるサービスをあげてみましょう。
・ヘルパーの派遣(食事や買い物などの家事を援助や身体介護)
・病院への送迎サービス
・デイサービスなど自宅以外で食事や入浴をさせてくれるサービス
以上の様ないろいろな介護サービスがあります。
なにも寝たきりになって介護されるという場合だけではないんです。

看護師が定期的に来て、血圧を測ったり生活のアドバイスをしてくれるサービスもあります。
介護サービスを受けるのは、まず介護度の認定が必要で、これによって介護の内容がきまってきます。介護度の重さによって受けられるサービスや1割負担の上限金額が変わるわけです。

また、介護保険だけでなく、ボランティアのサービスというのもあります。ボランティアですからこれは無料ということになります。利用できると大いに助けることでしょう。
介護保険の申し込みは自治体の介護福祉課や地域包括支援センターなどが窓口となっています。

もし、介護が必要となった場合はどうするか、考えたくないことかもしれません。
しかし万が一の時に慌てないためにも情報収集は必要です。とくに糖尿病などの病気を抱えているのであればなおさらです。
また、自分が利用しなくても、他の人にもアドバイスできます。
そのうえで病気にならない、進行させないよう、規則正しい生活習慣を忘れず過ごしてください。

糖尿病の女性が妊娠した場合はどうなってしまうのでしょうか。
「糖尿病合併妊娠」とよばれる状態があります。
糖尿病合併妊娠のリスクはもちろん母体にもありまして、例えば、糖尿病性ケトアシドーシス、妊娠高血圧、早産、羊水過多症などがあげられます。
糖尿病性ケトアシドーシスとは、高血糖のため、全身嫌悪感、激しい腹痛、ひどい時にはこん睡状態に陥ることもある症状です。
羊水過多症とは、羊水が多くなってしまい母体に影響を及ぼす状態を指します。
羊水過多症になると子宮が膨らみ、それが内蔵その他を圧迫してしまいます。下半身にむくみや痛みが出たり、呼吸が苦しくなる場合があります。
また、分娩時に赤ちゃんが巨大児になっていれば、帝王切開率が高くなり、産道裂傷などのリスクも高くなります。

妊娠初期に高血糖であると赤ちゃんにも悪影響が及ぶことがあります。赤ちゃんが高血糖になることで、先天奇形になる危険性が高くなります。
赤ちゃんが巨大児や、逆に低出生体重児になる危険性もあります。
また、巨大児となった場合は出産の際に産道で受ける圧迫が大きくなりすぎてしまいます。その結果、赤ちゃんに頭血腫などが起こることもあります。
出産後は、赤ちゃんが低血糖などになりやすいので、充分に経過を見守る必要があります。
そのため、糖尿病の女性は妊娠前には細心の注意を払っておかなければなりません。生活を調えることで、血糖値をコントロールしておく必要があるのです。
血糖値のコントロールだけではありません。糖尿病性網膜症や腎症などにもかかっていないか、かかっている場合にはきちんと治療しておくことが大事です。いつでも赤ちゃんを迎えられる状態にしておきましょう。

食事療法は妊娠中であっても、血糖値のコントロールの基本となります。
お母さんだけでなくおなかの赤ちゃんのためにも気をつけていかなければなりませんね。規則正しく栄養バランスの取れた食事が大切です。

また、産後、赤ちゃんへの母乳育児は可能です。
インスリンは母乳から赤ちゃんへは移動しません。
母乳を与える場合、お母さんはエネルギーを消費するので低血糖になりやすくなります。
また、産後は忙しいので、食事が不規則になったり、寝不足などで血糖コントロールがおろそかになりがちです。
しかし、赤ちゃん、そしてお母さんの体を守るためにも、生活習慣を乱さずに過ごす必要があります。
これは一人では困難なことですから、家族をはじめとして周りの人も協力することがどうしても必要です。お母さんもそこは周りの人に甘えるべきでしょう。

妊娠糖尿病とは、もともと糖尿病の人が妊娠した時になる糖尿病合併妊娠とは別のものです。これまで糖尿病でなかった人が妊娠により血糖値が高くなった症状を指します。
血糖値が高いと母体・赤ちゃんともにいろいろな影響が出る可能性があります。巨大児(4000g以上)になったり、難産になったり、出産後本当の糖尿病になるリスクが大きくなります。
それではなぜ妊娠しただけで高血糖となることがあるのでしょうか。
妊娠すると胎盤から出るホルモンによってインスリンの作用が弱まります。
インスリンというのは血液中の糖を細胞に取り入れる働きを持っています。
妊娠中は普段よりも多くのエネルギーが必要ですので、多量のインスリンが必要とされますが、インスリンの作用は弱められている。
ということでインスリンの量が足りなくなって糖尿病を発症する場合があるのです。

妊娠糖尿病の一番大きな原因は、糖分の取りすぎです。
お菓子や果物を食べ過ぎないよう気をつけましょう。
食事のバランスを考えて糖分を取りすぎないよう気をつけてください。
もちろん、妊娠中はたくさん食べて栄養をつけなさいなんて言われることが多いと思いますが、それはバランスを考えた上で実行することが大切でしょう。
また、つわりが終わってから食欲が増す場合もありますが、やはり食べすぎないよう気をつけて食事を取るようにしましょう。
ファストフードや加工食品は避けた方がいいでしょう。

運動も血糖値を下げるのに大切です。
激しい運動は禁物ですけど、散歩やマタニティスイミングなど、妊婦さんに合った運動もいろいろとありますので、無理をせず続けられる運動で体調を整えましょう。
食事と運動に気をつけて過ごして、お母さんにも赤ちゃんにも良い状態を作ってください。
またストレスを溜めないよう、心がけてください。

また、妊娠前から糖尿病にかかっていて気づいていなかったという可能性もありますので、妊娠前にきちんと糖尿病の検査を受けることをお勧めします。

糖尿病での高血糖が続くといろいろな合併症が起こってきます。血管の障害も大きな脅威となりえます。この血管障害には、細小血管障害と大血管病変(動脈硬化)があります。
なかでも動脈硬化はよくきく症状ですよね。

動脈硬化とは、大血管、つまり心臓や脳、脚などの動脈の壁に変化ができる病気です。名前のとおり動脈が弾力を失ってしまってしまうものです。
動脈の壁が傷ついて内皮障害が起き、慢性の炎症のような状態となります。
そしてその血管の傷を庇うように動脈の壁が硬く厚くなり、結局は血液が流れにくくなるのです。
高血糖はたとえ一時的な状態であっても血管に悪影響を与えることがあります。動脈硬化を引き起こす原因となる危険性も持っています。
空腹時の血糖が問題なくても食後の血糖値が高ければ動脈硬化は起こりうるのです。

動脈硬化は進行しているのに気づかかないということもよくあります。そのまま放置していたせいで突然動脈が詰まることもあります。血管が切れることもおこりやすくなっています。
それが動脈硬化の恐ろしさです。
心臓の動脈が詰まると心筋梗塞、脳の動脈が詰まると脳梗塞ということになります。血液が通わなくなって細胞が死んでいくわけです。
脚の動脈が詰まると壊疽(えそ)が起こります。動脈硬化と同時に知覚神経障害が起こっていれば、感覚がにぶっているので低温火傷などにもなりやすいですし、細菌感染も起こりやすくなり、壊疽のリスクが高くなります。
最悪は切断しないと命にかかわるという危険性を持っているのです。

糖尿病の人は、そのような症状にならないためにも、食事や運動には常に気を使う必要があります。適切な治療を受けて症状の進行を防ぐ生活をおくってください。
症状が軽いからと考えて放置してはいけません。症状が軽い間に、体からの重要なサインなんだと考えて、健康について配慮することが大切でしょう。
食事や運動など生活習慣を見直し、適切な治療を受けそれを守っていくことが、あなたの命や家族の生活を守るのです。

糖尿病では、血糖値を正常にするために気をつけなければなりません。血糖値を調整する2大方法といえば食事と運動でしょう。
しかし、うまく血糖値をコントロールできないということもおこりがちです。そんなときにはどのようなことが起こるのでしょうか。

糖尿病での高血糖が続ことで大きな影響を受け、また命にも関わる器官といえば血管ということになります。
この血管障害には、細小血管障害と大血管病変の2つがあります。
大血管病変といいますと動脈硬化ということになりますね。脳梗塞や心筋梗塞につながるものです。
細小血管障害は糖尿病特有の合併症で、以下に挙げる症状が三大合併症として知られています。

・糖尿病網膜症
糖尿病で失明すると聞いたとき、なぜそんなことになるのか不思議に思ったことはないで消化。じつは失明にも血管障害が関係しているんです。
網膜の血管が出血し、進行すると網膜はく離や血管新生緑内障を惹き起こしてしまいます。そうなると失明の危険があります。進行すると眼科的治療が必要となります。
手遅れとならないためには、眼科にも定期的に受診が必要です。
・糖尿病腎症
はじめは自覚症状がありません。
しかし進行してしまうと、腎臓の透析機能が落ちてきて、むくみが出たり、血圧が上がったりします。
さらに進行すると、腎不全が起き、人工透析が必要になる場合があります。
血糖の管理がうまくできていても、血圧が高いと進行してしまいます。ストレスを避けたり、塩分を控えたりという血圧の管理も重要です。
糖尿病腎症は、透析治療が必要となる場合の最も多い原因です。
・糖尿病神経障害
感覚神経が障害を被りますと、しびれや、感覚が鈍くなる知覚神経障害ということになります。自律神経が障害を被りますと、立ちくらみ・汗のかき方がおかしいといった症状が出てきます。
場合によっては糖尿病と診断される前に症状が出ます。
糖尿病によって起こると知っていれば、糖尿病の自覚症状として上述のようなものを認識できますので、病気の早期発見につながります。

このような合併症を防ぐには、普段の食事や運動など生活習慣を規則正しく行うのが一番です。
血糖値だけでなく、血圧や手足のしびれ、目の状態などにも気をつけることも糖尿病には必要です。

糖尿病は自覚症状がほとんどないせいで、知らないうちに病気が進行している場合もあるということですので怖いですね。健康診断で高血糖を指摘されて気づく人が多い病気です。
また、高血糖を指摘されてもそのままにしてしまうという人もいるようです。高血糖くらい大丈夫だろうとかたをくくってしまって何も手を打たず、合併症が起こってから治療を開始する人も多いのです。
糖尿病の症状にはどのようなものがあるのか、知っておけば病気に気づきやすくなって、健康診断を受ける前に治療をはじめ病気の防止、進行を防ぐことができ、それが結局は命を救う結果になるかもしれません。

糖尿病の主な症状を挙げてみましょう。
・水をよく飲む。
・尿の量が多くなる。
・喉がよく渇く。
・疲れやすくなる。
・食べているのに体重が減少する。
このような症状が糖尿病によって惹き起こされることがあるようです。
もし心配な点があるなら一度医師に相談してみるといいでしょう。

血糖値には空腹時血糖値と食後血糖値があり、一般の健康診断で行われるのは空腹時血糖値の測定です。
しかし、糖尿病には空腹時血糖値は高くないが、食後血糖値が高い場合があります。
食べた途端に血糖値が急上昇してしまうという人ですね。
これは、「かくれ糖尿病」と呼ばれるものです。
もちろん、食後血糖値が高い場合であっても合併症になる可能性はあります。糖尿病の診断には食後血糖値も測定しなければなりません。
食後血糖値とは食べ始めから1時間半~2時間に測る血糖値。
検査測定では、ブドウ糖負荷試験が行われ、ブドウ糖負荷2時間後の血糖値が糖尿病であるか否かの判断基準になります。
しかし健康診断では食後血糖値を測定しません。糖尿病の危険性のあるとか、上記のような自覚症状があって心配だという人は医療機関で測定してもらうとよいでしょう。

もちろん、以上のような症状がなかったとしても、規則正しく栄養バランスのとれた食事や適度な運動によって健康を維持することは大事です。
また、糖尿病と診断された場合では、より一層、摂取カロリーを守った食事や日々の運動を心がけ高血糖にならない生活を心がけてください。

生活習慣病と呼ばれる高血糖・高血圧・高脂血症、悪の三高とでも呼びたくなるものですけど、これらすべてを惹き起こす可能性のあるものが内臓脂肪の過剰な蓄積だといわれています。
内臓脂肪の蓄積によって、様々な病気が引き起こされた状態がメタボリックシンドロームと呼ばれています。メタボリック症候群、代謝症候群といわれることもあります。
肥満をその体形で2つに区別することができます。洋ナシ型と呼ばれる皮下脂肪型と、リンゴ型と呼ばれる内臓脂肪型があります。
ただし、内臓脂肪型肥満は外見からはわかりにくいということです。見た目は肥満に見えないということもあるようですね。
それでメタボリックシンドロームか否かを判断するための手段として腹囲(へそ周り)の測定があるのです。
内臓脂肪型肥満の判断基準は、男性は腹囲85cm以上、女性は90cm以上です。
この数値にあてはまる場合は、あなたは内臓脂肪型肥満かも知れません。

さて、ご存知のとおり、皮下脂肪とというのはダイエットしてみてもなかなかしぶといものですよね。
それに比べますと、内臓脂肪は皮下脂肪とは違い比較的簡単につく代わりに、食事や運動に気をつければこちらも比較的簡単におとすのが可能です。

メタボリックシンドロームの判断基準は、まず第一に男性は腹囲85cm以上、女性は90cm以上。
しかしこれだけではメタボリックシンドロームとは断定されません。腹囲の測定に加えて、中性脂肪とHDLの数値、血糖値、血圧の3項目のうち、2項目以上がが正常値からはずれている場合にメタボリックシンドロームと診断されます。
内臓脂肪の蓄積は、糖尿病など生活習慣病を引き起こし、それが血管を傷害します。やがて動脈硬化、それにともなう脳梗塞などを引き起こします。
それを防ぐためには、内臓脂肪蓄積を防ぐように、蓄積されている人ならば生活習慣病にならないように、メタボリックシンドロームと診断された人やそうなる手前の人はこれ以上病状を進行させないよう、いずれの人も食事や運動など生活習慣を見直しましょう。
早く対処すれば、その分簡単に健康を維持できるでしょうから、早め早めの対処が必要といえるでしょう。

内臓脂肪による肥満からおこるメタボリックシンドロームにかんして、
平成20年4月から、40歳~74歳までのすべての健康保険加入者・被扶養者に対して、
予防のための新しい健診と保健指導が実施されます。
健診の目的が、これまでの病気の早期発見・早期治療から、予防にかわるようです。糖尿病など病気になってしまっては遅いということで、なりそうな傾向があれば未病のうちにそれを見つけて対策を採ってもらおうというわけですね。
メタボリックシンドロームの該当者やその予備軍の減少を目指し、保健指導を必要とする人を見つけるための健診項目が導入されます。
新しく始まる健診では、内臓脂肪の状態を知るために腹囲(へそ周り)の計測があります。

厚生労働省の国民栄養・健康調査によって驚くべき状況が明らかにされています。40歳~74歳の女性の5人に1人はメタボリックシンドロームが強く疑われる、または予備軍と考えられるということです。そして男性はというと・・・なんと2人に1人がメタボリックシンドロームまたはその予備軍と目されるようなのです。
メタボリックシンドロームとは内臓脂肪の蓄積から高血糖・高血圧・脂質異常の状態になっている人のことで、一つ一つは軽くともすべてが重なることで致命的にもなりうる状態のことです。該当者は保健指導により生活習慣改善に取り組めるように専門家から支援が受けられます。
予備軍の人にはその状況を改善するために、メタボリックシンドロームや生活習慣病の基本的知識や生活習慣の情報提供が受けられます。

健診によって、メタボリックシンドロームに該当し、もしくは予備軍と診断され、食事・運動などの生活指導を受けることは、健康管理のうえで大きな意義があります。
これまで要注意となっても、その後、診察を受ける・受けないは本人まかせだったからです。
食事や運動の健康管理や、糖尿病などの病気に進行させないよう、日常生活での注意が必要になっているといえます。豊かな社会のはずですが、食生活の乱れや睡眠不足、運動不足や過剰なストレスなど、病気を惹起する状態を生みやすいのが皮肉にもこの現代社会です。健診だけに頼らず自己管理をしっかりとしなければいけない時代となっているのです。

糖尿病になったら食事や運動に細かく気を使わなくてはならなくなります。いい加減なことをしていれば、命の危険にもつながる怖い病気なのです。合併症にならないかとの不安も起こりますね。
しかし、糖尿病になってからこのように厳しい食事管理や運動に気をつけるよりも、糖尿病になる前に日常的に食事や運動に気をつける方がずっと楽だと思います。
糖尿病にならないために、健康なまま天寿を全うするために、自分の生活を見直してみる必要がありそうです。

基本的なことは、食事と運動と睡眠ということになるでしょう。
3食きちんと食事をとっているという人は、結構珍しいのかもしれません。3食きちんとしたものを食べるという意味では。朝はパンだけとか、昼はハンバーガーや蕎麦だけとかありそうです。
また、夜更かしや朝食抜きで生活リズムを乱してしまうことも多そうですね。特にサラリーマンであればサービス残業などを強いられて規則正しいリズムも何もあったものじゃないという人だっているはずです。
そうしてたまったストレスを暴飲暴食で解消する。なお体に悪いですよね。
たまの休みは家でゆっくりしていたい、できるだけ寝ていたいとなると、必然的に運動不足になります。これによって体重が増加しやすい。気が付いたら職場の同僚のほとんどがメタボ予備軍だったなんてことにもなります。
自分に必要なカロリーがどのくらいで、栄養バランスを考えてどのような食事を取ればいいのか考えることは糖尿病に限らず、あらゆる病気に対処する大切な方法です。

糖尿病は明確な自覚症状がある病気ではないですから、自分で気づくのは難しいものです。それで病状を進行させてしまうことだってあります。
また、遺伝が関係しているのか、それとも食生活が同じだからか、家族に糖尿病の人がいる場合は、自身も糖尿病にかかる可能性が大きくなるようです。
そのため健康診断を定期的に受けるのも、大切な予防のひとつです。
血糖値が高いと結果が出た場合は、診察を必ず受けましょう。
血糖が正常値と糖尿病との間の、境界型と診断された場合は、必ずしも糖尿病になるわけではありません。
食事と運動や、睡眠リズムの維持に気を使うことで、血糖値を正常にできれば発症を防ぐのは可能です。
食事は腹八分を心がけ、ウォーキングなど運動を日常生活に組み込むなどの工夫で、病の進行を防ぎましょう。

規則正しい生活を心がけ、病気を未然に防ぎ、健康な生活をおくってください。

家族が糖尿病だとわかったら、いろいろと注意しなくてはならないことが増えるでしょう。糖尿病になった本人はもとより、家族もまた糖尿病に関してどう対処していいのかわからず不安に感じると思います。
どんな食事にすればいいのか、どんなことに気をつけて家族と接すればいいのか悩んでしまいますが、そこは医師の指導を仰ぐしかないと思います。
できれば、糖尿病になった本人と一緒に医師から話を聞くのがよいでしょう。
複数で話を聞くことによって、一人で聞くよりも心強さが増すことでしょう。病気にどう対処すればいいのか理解が深まりますし、家族で共通の了解を得られますので余計な心配やトラブルを減らすことができるでしょう。また、疑問に思うことも直接尋ねられます。
医師も患者本人1人に話すより、家族にも理解してもらった方が安心すると思います。
糖尿病教室などに一緒に出席するのも良いでしょう。
糖尿病に対処するためのいろいろな方法、たとえば低血糖になった時の対処法など、本人だけでなく家族に知っておいてもらった方が良いことがたくさんあるからです。

家族の食事に関しては、自分の近親者が糖尿病食を作ったり、食べたりしているのをみると、なんだかかわいそうに思うこともあるでしょう。
しかしここは他人事ではないと考えます。家族もまた食生活を見直す良い機会です。
2型糖尿病であれば、家族もまた糖尿病になる可能性が高いのです。同じ家族として同じ食事をしてきた人が糖尿病になったということは家族の他のメンバーにだって可能性はあるでしょう。
家族全員の健康を維持するうえでも、家族全体の食事を見直し、栄養バランスのとれた食事を取るよう心がけましょう。
糖尿病食を家族が理解し、作ったり、カロリーを考えたりすると、健康な食事とはどのようなものか理解が深まるでしょう。

糖尿病の家族に対しては、あまり厳しく接しても本人が辛い思いをするだけですが、薬の飲み忘れなどしないように、心にとめて接しましょう。
ストレスもまた、糖尿病を悪化させる原因のひとつです。
家族もまた、糖尿病にならないために一緒に生活改善に取り組めるといいですね。
これを機会に、食事や運動など、家族全員の生活習慣を見直して健康が維持できるようになれば、すばらしいことです。

離れて暮らす家族が糖尿病の場合は心配な気持ちが増幅されてしまいます。
地域の民生委員さんに事情を説明しておいたり、ヘルパー派遣、1人暮らしの人への訪問ボランティアなどに頼ることになるでしょう。様々なサービスを利用することで、いざというときの心の拠り所を作っておきましょう。
また、離れていてもできるだけ様子を見に行ったり、連絡を取るように心がけてください。

高齢者になるほど糖尿病にかかりやすくなるようですが、これはなぜなのでしょうか。
これは、加齢によりインスリン分泌や効き方が低下するためのようです。それで年齢とともに糖尿病患者は増加してしまいます。
高齢者が糖尿病になった場合、加齢による他の病気をかかえていたりしますので、症状が重くなることも多いです。合併症になる可能性も多くなります。
従って、高齢者の場合は、糖尿病だけが心配の材料というわけではなくなります。数種類の病気を1人で抱えている場合が多いのですから。
高齢者は血管年齢も高くなっていると考えられますので動脈硬化も起こりやすいわけですが、糖尿病はそれを加速してしまします。血糖をコントロールしておかないと脳梗塞など合併症を引き起こしてしまいます。

基本的には、高齢者であっても糖尿病には食事療法と運動療法が必要です。
もちろん食事も運動も、適度な量というのが大事になってきます。
とくに高齢者は身体の機能の低下を配慮しなければなりません。無理な運動は逆効果となってしまうでしょう。

食事に対する注意点としては、濃い味は避けるべきということが考えられます。しかしまず長年かけて出来上がった食事の嗜好はなかなか変えられるものではありません。薄味の糖尿病食に馴染めない、ということが足かせになりそうです。
特に男性の一人暮らしの場合など、糖尿病食を作るのが難しいということも考えられます。
家族と一緒に暮らしていない人、もしくは昼間は1人になってしまう人には、そばにいて配慮したり、注意したりする人がいないのも問題のひとつです。
さらに、食事療法で用いられる食品交換表を使いこなすのは難しいのですね。よくわからないままに、「これはこれでもいいか」なんて、自己流の食事になってしまう可能性も高いのです。
食事を残すのはいけないとの思いが強く、残さず食べてしまうのも糖尿病を悪化させる元です。もったいないですけど、腹八分は重要です。
ヘルパーの派遣や訪問看護サービスなどを利用して、症状を悪化させない工夫が必要です。

運動療法も過ぎたるはなんとやらです。体力の低下や持病によって、方法によっては体調を悪化させたり、関節炎や骨折を引き起こしかねません。
運動に関しては医師と相談の上、どのような運動を行ったらよいのか決めましょう。
また、無理して運動をせずに体調や天気の悪いときには休むよう、心がけてください。

糖尿病というと生活習慣病というイメージがあるのですが、すべてがそうではありません。大きく分けてすい臓でインスリンが作れない1型と、生活習慣が原因の2型に分けることができるのです。1型の原因はウイルスとも遺伝子とも言われていますが、原因ははっきりとはわかっておらず、生活習慣とは無関係です。
1型の糖尿病の場合、本人には責任がないわけですから身もフタもないわけですが・・・。
日本人の糖尿病の人の1型の割合は5%、2型は95%です。

そして1型は子どもに発症者が多いので、小児糖尿病とも呼ばれています。
暴飲暴食したわけでもないのに、生まれつき糖尿病になる体質ということです。

1型糖尿病の人は、血糖コントロールのインスリンがかかせません。
しかし、子どもの場合は成長するためのエネルギーが必要です。そうそう食事の制限をすることはできませんね。食事制限以外で血糖値をコントロールすることが大切です。
1型は運動や食事によって血糖値が変化しやすく、低血糖・高血糖どちらにも注意が必要です。
しかし、血糖をうまくコントロールをすることで、通常生活を過ごしていけるのです。

子どもや若年層に多いのが1型だったわけですが・・・しかし最近は変わってきたようです。食生活や生活環境の変化から子どもにも2型の糖尿病が増えてきました。子供に肥満が増えてきたのと軌を一にしています。
2型でも、子どもの場合はやはり成長のためのエネルギーが必要なので、成長に見合った食事は必要です。
しかし、著しい肥満である場合や成長が止まった場合には、大人と同じように食事制限が必要になります。

1型・2型いずれであっても、子どもの糖尿病は子供だけでなんとかできるものではありません。大人の糖尿病以上に家族の支えが必要となります。
規則正しい食事の管理と子どもの体調管理は、子どもの努力と同時に家族のサポートが不可欠です。
医師との連携も大切です。
正しい情報を得て、子どもの健康を維持していきましょう。

糖尿病とは、血液中のブドウ糖を調整するインスリンの作用不足で、血糖値が上がる病気です。
ブドウ糖は体を動かすエネルギー源ですが、ブドウ糖が血液中にとどまることで、細胞にエネルギーとして供給されません。
こうなるとエネルギー源が体に届かないので、細胞のエネルギーが足りず、多くの合併症を引き起こします。

2002年の糖尿病実態調査によると、糖尿病が強く疑われる人は約740万人。
糖尿病の可能性を否定できない人は約880万人。
合計で1997年調査時よりも約250万人も糖尿病の患者数は増えています。
治療の基本は食事療法や運動療法です。
これで足りない場合は薬を使います。血糖降下剤などの内服薬、インスリン注射等による薬物療法です。

糖尿病には2種類あります。
自己免疫異常でインスリンが作れなくなる1型と生活習慣が原因の2型。
ほとんどの患者が2型です。
2型の主な原因は、高脂肪食の過剰摂取や運動不足。肥満・ストレス・遺伝的要素も原因となります。

2型糖尿病の場合は、食事療法や運動療法でまず血糖値をコントロールします。
1日の食事の適正量は、身長、体重、年齢、性別や仕事内容などを考慮して医師が指示します。
その場合、糖尿病食事指示票が渡されますので、バランスを考えて食事を摂ることが必要です。
朝食・昼食・夕食・間食でどれくらいずつ食べるかを、食品交換表を使用して配分します。具体的なことは医師に指示されますのでそれにあわせて献立を立てます。

もちろん、食事だけではなく、多くの生活の場面で注意すべきことが増えてしまいます。
食事の栄養バランスやカロリー・コントロール、毎日の運動や睡眠など。
糖尿病に関する情報を得るための、生活習慣病についての学びの場とはどのような場所があるのでしょう。

糖尿病の人のための糖尿病教室や糖尿病料理教室を開いている病院は多数あります。
糖尿病教室は普段の食事の取り方、食品交換表の使い方や外食の取り方、運動方法、薬について学べます。
料理教室では、料理を実際に作ってみて食事をとることで、献立や栄養バランスの取り方を学ぶこともできますし、共に支えあう仲間にも出会えるでしょう。
また、病院だけでなく調理学校でも、糖尿病や高血圧対策の料理教室を開いていることがあります。
プロの料理人の、味とロー・カロリーを両立した料理を学べます。

生活習慣病について学ぶにはカルチャー・スクールなどの講座も人気です。
自治体が開く講座や勉強会だと無料、もしくは安価で参加できます。
大学の公開講座でも食に関する講演などがあります。
糖尿病の人だけでなく、家族、糖尿病予防を考える人も参加して、できるだけ多くの人で情報を共有し、気をつけあうことで効果は何倍にもなるでしょう。
このような学びの場は、自治体の広報、フリーペーパー、インターネットなどで知ることができます。
情報のアンテナを張って、上手に情報を集め健康を守りましょう。

糖尿病の血糖コントロールで大切なのは食事療法です。しかし、血糖値をコントロールできてかつ美味しいという料理の献立を考え作り続けるのは大変だと思う人もいるでしょう。
そういう人のために様々な業者による宅配の糖尿病食がありますので、そういったものに頼るのも一つの手段です。
食事を作る手間がかからないという利点はありますが、そのほかにもカロリー計算・栄養バランスなど我々素人には難しいことも、糖尿病患者のためにしっかり考えられています。糖尿病によい料理というのはどんなものかを、種類・量・味付けなど具体的に目や舌で理解できる、という長所があります。
糖尿病食は糖尿病の人だけに役立つというものではありません。家族の人も糖尿病食がどんなものかを理解する機会になりますし、それが健康を維持するための食生活に対する理解にもなります。

糖尿病の方のための宅配業者と商品をいくつか紹介します。

・タイヘイ株式会社 
ヘルシー御膳(冷凍弁当タイプ)・CCSメニュー(食材お届けタイプ)
ヘルシー御膳は電子レンジで温めるだけなので楽ですね。
CCSメニューは下ごしらえした食材と調味料のセットです。

・株式会社ニチレイフーズダイレクト 
糖尿病食(240kcal、320kcal常温保存 レトルトタイプ)・気くばり御膳(冷凍保存)
糖尿病食(240kcal、320kcal)はレトルトタイプで沸騰したお湯で温めるか
封を切って電子レンジで温めると食べることができます。
気くばり御膳は電子レンジで温めるだけです。

・株式会社武蔵野フーズ ムサシノ食品健康宅配本部 
健康宅配 糖尿病食 すこやか膳(冷蔵宅配ーチルド商品)
電子レンジで温めるだけのお手軽さです。

・有限会社ゲルソン商会 
カロリーコントロール食(冷蔵宅配ーチルド商品)
これも電子レンジか蒸し器で温めるだけ。

1食だけ、1日分など、注文パターンもいろいろ選べます。
食事で作らねばならない、というストレスも解消されるので、
選択肢の1つとして考えてみてください。

糖尿病の人であっても、もちろん旅行を楽しめます。合併症などで安静にしていないといけないというときは別ですけど。
旅行は、糖尿病の人にとっては、運動をする良い機会でもあります。家に閉じこもっているよりも精神的にも好影響がありますのでそのことが体調の維持にも役立つでしょう。

ただし、注意しなければいけないことがあります。

インスリンや薬を処方されている場合はもちろん忘れるわけにはいきませんね。
飛行機に乗る場合は、必ず携帯して手荷物として機内に持ち込んでおかなくては、いざというときに困ることになります。
旅行中は運動量が増えるので、低血糖になる可能性もあります。そんな場合に備えてブドウ糖も忘れずに携帯しておきましょう。
糖尿病であるという説明書を医師に依頼して作成してもらっておけば、航空会社の人などにいちいち説明する手間が省けるでしょう。
同行の人に、自分が糖尿病であることを伝えておくことも大切です。

旅行中の食事は不規則になりがちなのでとくに注意して食べる必要があります。バランスよく必要量を食べることを普段以上に心がけてください。
特に団体旅行で同じ料理を出される場合は注意して食事を取ってください。
旅行で開放的な気分になって食べ過ぎたり飲みすぎたりしないように。

宿を予約する際、食事の配慮を申し出ておけば安心できますね。
今は、高齢者やアレルギー患者、生活習慣病の旅行者は珍しくありませんから、遠慮なくお願いしましょう。減塩食・糖尿病食・アレルギー源を使わない料理を出す宿も多くあります。
また、糖尿病の人や糖尿病に関心のある人をを対象とした医師同行のツアーもあります。
機内食は前もって申し出ておけば、糖尿病食で対応してくれるところもあります。
糖尿病に対応してくれる宿やサービスはたくさんありますので、普段から情報を集めておくと良いですね。

旅行では、無理をせず、余裕のあるスケジュールを組み、楽しく過ごしてください。

糖尿病の人がもっとも気をつけなくてはならないのは、毎日の食事です。2型の糖尿病の場合は食生活が原因といえますからね。
しかし食事といっても、いつも自宅でとれるとは限りませんよね。仕事などで外食の機会が多い人は、外食での食事の取り方を工夫しなけばいけません。
外食のメニューは総じて高カロリーのものが多いようです。だから外食する場合は献立や食べる量に気をつけなければカロリーの取りすぎになってしまいます。特に仕事の都合などで、外食するのが普通、という状態になっている人は注意しなくてはなりません。
どの献立はどのくらいのカロリーになるかというのは日頃から調べて憶えておかなくてはいけませんね。多すぎるようなら、残すことも大事です。
揚げ物なら衣や脂身を残すなど、気をつけて食事を取りましょう。
食べ残しは確かにもったいないですけど、無理して全部食べて健康を害してしまったら本末転倒といえます。

和風のセットメニューだと、栄養バランスが取れており、カロリーも把握しやすいです。やっぱり和食は体によいといえそうです。
しかし丼物はご飯が多くて炭水化物過多ですね。悪名高いファストフードは・・・やっぱり栄養が偏っているうえにカロリーが高いようです。
一品物よりも定食などセットメニューを選ぶと多品目になって栄養バランスを取り易いと思います。
また、目安量がわかりやすいものを選ぶよう心がけてください。
カロリー計算は自然にできるようになると便利ですけど、はじめはそうも行きません。そんな場合、ポケット版のメニュー別カロリーや、食品交換表での1単位80キロカロリーはどれくらいか、などが掲載されている本を利用するといいです。いろいろと販売されていますので、使いやすいものを購入して、常に携帯するとよいでしょう。
最近は写真で掲載されて見やすいものがたくさん書店で手に入ります。

外食では、どうしても栄養が偏りがちになるので、そんな時は自宅での食事で調節するよう、心がけましょう。
仕事の都合などもあるでしょうけど、できれば、外食をとる場合は、1日1回までにするとよさそうです。
糖尿病といえども、食べてはいけないものがあるわけではなく、バランスよく、そして食べすぎなければよいのです。

糖尿病の治療で大事なのは食事だけではありません。体全体を鍛え、なおかつエネルギー代謝を高めるために運動が必要です。
運動をするための筋肉を動かすエネルギーには、ブドウ糖が必要です。ブドウ糖が血液中に増えすぎると高血糖ということになります。
運動するということは、血液中にあまっているブドウ糖が、筋肉の細胞内に取り込まれ、エネルギーとして消費されることです。
その結果、血糖値が下がるのです。
このように、運動はインスリンの働きが悪い糖尿病の人には大切なことなのです。
運動療法では、脂肪も燃焼してくれますので体重の減少、つまりダイエットにも役立ちます。また、ストレス解消・体力の増強で健康な体づくりの効果もあります。

血糖値は食事の後1時間~1時間半でピークになるようです。そこでこの時を狙って運動を開始すると血糖値をコントロールすることが容易になります。
運動はウォーキング、ジョギング、水泳など、ある程度の時間継続して行う有酸素運動(エアロビクス)が適しています。
運動療法による、糖に対する効果は約48時間と言われています。
運動量の目安は1日150キロカロリーがよいようです。
150キロカロリーというと少ないように思えますが、ウォーキングにすると30~40分続けなければなりません。軽いジョギングだと20分くらいが目安です。
毎日できなくても、週3回、1日おきと、できる範囲から始めましょう。無理をすると逆に体に悪いですし、なにより続けることができません。
また、通勤や買い物などの途中で、歩く時間を作るなど生活リズムの運動を組み込むのも良いでしょう。エスカレーターやエレベーターはなるべく使わない、一駅前で降りて目的地まで歩く、自転車は基本的に使わないなど、いろいろ工夫ができそうです。
掃除や階段を歩くなど、日常の動きも運動につながります。

しかし、血糖値が極端に悪い時や、高血圧などの場合には、運動によって合併症を起こす場合もあります。こんな場合は独断で運動内容を決めるのは危険といえます。
運動療法は、医師と相談の上、適切に行ってください。

ただし、運動だけでは血糖のコントロールはできません。
規則正しい食事を取ったうえで、運動を続けることにより上手に血糖値をコントロールができるのです。

糖尿病で医師から薬やインスリンを処方されることもあるでしょう。これらは血糖値を下げる働きをします。しかしこの働きが強すぎますと、薬やインスリンの血糖値を調整する作用によって低血糖になってしまう場合があります。
人間の体の必要としているインスリンの量は常に一定してはいません。その時の体の状態に応じてインスリンを多く必要としたり、あまり要らなかったりします。
そのため、場合によっては薬やインスリンが効きすぎて、低血糖になることがあるのです。
低血糖はインスリン注射をしている人は特に注意してください。

低血糖になると、冷や汗、体のふるえ、吐き気などが起こります。
さらに血糖値が下がると、めまいや疲労感に襲われるようになり、精神的に不安定になって取り乱すなどの症状が起こります。
ひどいときには意識障害を起こして昏睡してしまう場合もあります。
低血糖の症状が起こったら、血糖値をあげるような処置が必要になってきます。具体的にはブドウ糖や糖分の入ったジュースを飲むとよいでしょう。
いつ低血糖が起こるかわからないので、ブドウ糖などは常に携帯しておく必要があります。
ブドウ糖などが手元になければ氷砂糖や飴などで代用はできます。しかしブドウ糖やジュースの方が吸収が早いですので効果的だといえるでしょう。
ブトウ糖は病院でも、市販でも入手できます。
もし、症状がよくならなければ、すぐに救急車を呼ぶなどして、病院に行って下さい。
また、家族だけでなく、友人や職場の人に自分が糖尿病であることを知っておいてもらうことも大切です。こういう症状が出たらこういう処置をして欲しいと、前もって理解しておいてもらう必要があります。

低血糖を防ぐには、規則正しい食事をを心がけ、インスリンのバランスを崩さないことが大事ですね。
低血糖を恐れるあまり、食事を取りすぎると今度は高血糖になって糖尿病を悪化させてしまいます。
糖尿病と低血糖どちらも、毎日の食生活を大切にすることでコントロールしていかなければなりません。

血糖値を下げるという触込みで売られている健康食品もあるようです。
糖尿病の方は、それで病状を改善できるならと、興味を惹かれることと思います。
しかし、すでに医師の診察を受け、薬を処方してもらっている場合、血糖値を下げる薬も飲んでいることが多いでしょう。そういう場合に、薬に加えてこういった健康食品を利用すると低血糖になるかもしれないというのはすぐに思いつきます。
たとえ魅力的な健康食品を見つけても、医師に隠れてこっそりというのはいけません。健康食品を利用したいときは必ず医師と相談のうえ利用するべきでしょう。
また、薬を処方されていない場合でも、血糖値を下げる効能のある食品を大量に飲食しては危険でしょう。どんな健康食品もそれほど大量に摂取するようには作られていないはずです。複数の健康食品を利用していると思わぬ健康被害にあう危険性があります。
血糖が正常値の人が血糖値を下げる商品を利用するのも危険です。
厚生労働省が許可した特定の保健の目的が期待できる特定健康用食品で、食後の血糖の上昇を穏やかにするというだけの商品であっても、糖尿病の人は事前に医師と相談してくださいと注意書きがあるくらいですから、気をつけて利用しましょう。
健康食品は医薬品ではないので、病気を治すものではありません。

何よりも、その健康食品は安全かどうか、しっかり調べてみなくてはいけません。
個人輸入やインターネットで違法な成分が含まれている商品を購入して健康被害にあった例も報告されています。

低血糖になると、生あくびが出たり、冷や汗、脱力感などの症状が出ます。
重い症状になると、昏睡状態に陥ることもあります。
この症状は薬やインスリンを利用している場合にも起こりうるのです。
健康食品に頼る食事ではなく、日常の食事で血糖値をコントロールできればそれに越したことはありません。3食規則正しく栄養バランスに気をつけた食事と適度な運動が糖尿病の方には一番大切です。

糖尿病の人は食事で食物繊維を多く摂取するとよいといわれています。食物繊維というと便秘解消のイメージがあるのですが、糖尿病にもよいというのはどういうことなのでしょうか。
食物繊維は胃の中に留まっている時間が長くなります。そのために食物繊維とともに摂取したカロリーの消化吸収に時間がかかります。
その結果、同じカロリーでも食物繊維を多く取る方が、食事による血糖の急上昇を抑えることができるのです。「健茶王」という食物繊維入りのお茶がペットボトルで売られていたりしますね。
血糖値の急上昇を抑えるということは、低インシュリンダイエットにも役立ちそうです。
血糖値の変動の幅が小さくなり、糖尿病に効果があると言われるのです。

食物繊維はコレステロール値も下げるといわれています。これによって心臓疾患にもよい影響があるようですね。
食物繊維を多く含む食品はカロリーが少ないため、食事のカロリーの取りすぎを防止できます。
また、食物繊維は腸内で脂肪を吸収するため、脂肪の取りすぎも防ぎます。脂肪を絡めとって、そのまま体外へ持って出てくれるようですね。
そして、便秘に効果があるのはよく知られています。
腸内環境を良くして、大腸がんになるリスクも減らします。
昔は栄養を含まないために食べても意味がないと思われていた食物繊維ですが、実は多くの働きを持っていたのでした。食物繊維をしっかりとることは糖尿病防止だけにとどまらず、様々な病気の抑制につながります。

食物繊維とは、人の消化酵素で分解されない性質のものを指す総称で、豆やイモ類、穀類や野菜、海藻などに含まれます。
食物繊維の多い食事は、よく噛まないといけないものが多く、そのため少量の食事で満腹感を得られます。

このように、食物繊維には長所がたくさんあります。
もちろん取りすぎると栄養が行き渡らなくなるという弊害もあります。また、お腹にガスがたまりやすくなったりもします。イモを食べるとおならが出るというあれです。しかし総じて現代の日本人は食物繊維不足です。
通常の食事をきちんと取っている限りは、大人の場合心配はありません。
栄養バランスに気をつけ、食物繊維をしっかり取り、糖尿病の進行・防止に努めてください。ご飯を玄米に買えるだけでもかなり食物繊維の量が増えていい感じです。

ペットボトル症候群という病状があるようなんですが、これはどんなものなのでしょう。
ぺットボトルといえばお茶や水もありますけど、炭酸飲料や清涼飲料などもあります。こういういわゆるソフトドリンク類には糖分が多く含まれています。
ソフトドリンクを容量の多いペットボトルで飲みすぎることで惹き起こされた「糖尿病性ケトアシドーシス」をペットボトル症候群と呼びます。

糖尿病性ケトアシドーシスは糖尿病の悪化で起こります。
インスリン機能の低下で、エネルギーとしてブドウ糖を必要量吸収できず、体の筋肉や脂肪からエネルギーを利用しようとします。
その時に発生するケトン体というものによって血液が酸性になってしまいます。
通常血液は中性です。しかしその血液が酸性になってしまう。これによって体の機能が低下し、ひどい場合、意識がなくなります。

また、糖尿病は尿の量が多くなります。
そのため、糖尿病がひどくなると脱水状態になり、この場合もまた昏睡状態に陥る危険性があります。
これを糖尿病性昏睡といいます。

ペットボトル症候群の場合、まず糖分が多く含まれるペットボトルなどの清涼飲料水を飲みすぎによって高血糖になってしまいます。それが悪化すれば糖尿病へとつながってしまうこともあるわけです。
そして糖尿病になると喉が渇きやすくなります。そこで我慢できずに清涼飲料水を飲んでしまって高血糖をさらに悪化させてしまい、糖尿病性ケトアシドーシスを引き起こすのです。こうなると非常に危険な悪循環といえますね。
清涼飲料水の飲みすぎに注意し、麦茶などで水分を取らなければなりません。

糖尿病は体の機能の低下を引き起こし、規則正しい食事、運動、治療で血糖をコントロールしなければこのような症状になる可能性があります。
しかし、日頃から自分の体にしっかり気を配ることで、このような症状を防ぐことができるのです。
食事や飲み物の内容には是非留意しておくべきでしょう。惰性で甘いものばかり飲まないようにしなくてはなりません。これが自分の体を守ることにつながります。

糖尿病はホルモンの一種であるインスリンの分泌異常によっておこります。インシュリンがない、もしくは効きが悪い場合に、血糖値、すなわち血液中のブドウ糖の量が通常よりも多くなることでいろいろな合併症が惹き起こされる病気です。
ブドウ糖とは、そもそも何でしょうか?
そして、どのように糖尿病は発症するのでしょうか?

ブドウ糖とは、穀類(ご飯、パン類、麺類)・いも類などに含まれるデンプン、つまり炭水化物が消化されたものです。
ブドウ糖は、体を動かすエネルギーとなるものですので体にとっては必須の物質です。しかし摂取しすぎてエネルギーとして使いきれなかったブドウ糖は体脂肪として蓄えられます。体脂肪になるのは脂肪分を摂取した時だけではないのですね。
本来ブドウ糖は脳や活動のエネルギーとして大切なものです。
さて、このブドウ糖を細胞に取り込むのに重要な働きをしているホルモンが、すい臓で作られるインスリンです。

すい臓で作られるはずのインスリンが作られない、もしくは作られているのに効きが悪いとどうなってしまうのでしょう。この場合、ブドウ糖が細胞に取り込まれにくくなってしまいます。そうするとブドウ糖は血液中に蓄積します。
このようにして血糖値が上がり、糖尿病となるのです。
血糖値が上がるだけでなく、細胞のほうもエネルギー不足になってしまいますね。

定期的な運動がインスリンの働きを活発にさせ、体脂肪を減らし、他の病気にかかりにくい体力をつけることになります。それで運動療法が糖尿病には勧められるのです。
しかし運動がインスリンの働きを活発にさせるので、運動量によっては低血糖になる危険性もあります。そのために医師との相談のうえで注意しながら運動することが必要ですね。

規則正しい食事や運動、薬は、このようにブドウ糖の量を調節するために重要なのです。
自分の体の仕組みを知って、栄養バランスのとれた食事や、血糖値を正常値に保つよう運動を続けること、適切な薬を利用が、体の健康を保つために必要なのですね。食事にしても運動にしても、バランスに気をつけることが大事でしょう。特定の栄養素だけを摂取しすぎるとか、運動も過度になったり不足したりでは体によくないということです。
また、糖尿病にかかっていない人も、食事や運動に気をつけることが糖尿病、その他の病気にかからないようことにつながります。

糖尿病になると血糖が増え、それがさまざまな合併症を引き起こすとされています。そしてこの高血糖の影響は口の中にもあらわれてくるようです。
高血糖になると口の中も血の巡りが悪くなってしまいます。それによって歯周病が惹き起こされるのです。
高血糖になってしまうと血管の障害がおこります。そうすると白血球の機能が低下し、炎症が起こった場合に治癒力が弱まってしまいます。そうして歯周病が悪化するのです。
そのため、糖尿病で歯周病に悩む人は多いのです。知らない人が聞けば、糖尿病と歯周病はまったく結びつかないのですけどね。
歯の治療によって、糖尿病だということが初めてわかったという人も結構いるのですよ。
歯周病を防止は、症状を悪化させないと同時に、きちんと食事を取るための大切なことなのです。
歯周病防止のためには、もちろん糖尿病を進行させないことが大切ですが、同時に口の中の清潔を守ることが重要になってきます。

口の中の清潔を保つには、まずは食後の歯みがきをかかさないということが単純ですが大切でしょう。磨く時は歯1本1本を、力を入れすぎず丁寧に磨きましょう。とくに、歯ぐきと歯の境目の磨き残しは炎症につながりやすいですので念入りに。
歯の間の汚れは歯ブラシで磨いても落としにくいですよね。ここは歯間ブラシやデンタルフロスを使って汚れを落とすのがいいでしょう。
定期的に歯医者に通ったほうがよいと思います。虫歯の治療のためだけではなく、自分では落しきれない汚れや歯石を除去してもらうためです。
ついでに、虫歯や歯周病のチェックもしてもらい、必要があればきちんと治療を受けてください。
放置しておいて、よくなることはありません。

歯周病や虫歯を放置しておくと、当然食事を満足にとれなくなります。食事を取れなくなったら糖尿病には都合がいいんじゃないかと思うかもしれませんが、そうではありません。
そうすると食事バランスをうまく保てなくなり、結果糖尿病を悪化させ、歯周病もまた糖尿病の悪化により悪化する悪循環に陥ります。
糖尿病も歯周病も同時に治療して、健康を保つよう心がけてください。

糖尿病と食事療法・運動療法

糖尿病についての基礎知識。食事と運動で血糖値をコントロール。